タイ全土で行われる「ロイクラトン」は、毎年陰暦12月(新暦10月〜11月頃)の満月の夜に行われる仏教のお祭りです。ロイクラトンの意味は、ロイは「流す」、クラトーンは「バナナの幹や葉っぱで作った灯篭」の意。水の女神に祈りを捧げ、ろうそく、線香、花などで美しく飾ったたくさんの灯籠を川に流します。このロマンチックなイベントをいつの日か味わってみてください。
2020年の「コムローイ祭り」は、10月31日(土)
陰暦12月の満月の夜に、農民の収穫に恩恵深い水の精霊に感謝を捧げ、また罪や汚れを水に流し、魂を浄めるお祭りが行われます。人々は、バナナの葉や紙で作ったクラトン(灯籠)を、ロウソクや線香や花で美しく飾り、満月を映す水面に流します。川はまるで光の天の川となり、その幻想的な美しい光景に人々は酔いしれます。
タイのロイクラトン祭りは水の祭典とも呼ばれています。河川の水位がもっとも高く、旧暦12月(現在の10月または11月)の満月の夜に人々が川岸に集まり、川の女神“プラ・メー・コンカー”へ感謝の気持ちを捧げます。地方により形式が異なりますが、バナナの幹や葉などで模った灯籠の上にロウソクと線香を立て、川に流したのが始まりです。
ロイクラトン祭りはまた神への信仰やその土地の風習、人と川の深い関わりを表しています。また、ロイクラトン祭りでは、花火を打ち上げるところも多く、家族やカップル、友人と一緒に楽しめるお祭りです。
もしロイクラトン祭りに異性から誘われたらそれはあなたに好意をもっている意味になります。なぜならタイではソンクランというタイお正月イベントの次に大きなイベントであり恋人たちの大切なイベントです。日本でいうクリスマスイブを一緒に過ごすのと同じぐらい重要です。
タイ ロイクラトンの発祥はスコータイ
ロイクラトンの発祥の地であるスコータイは、美しい遺跡の数々が保存された歴史公園を舞台に例年開催される、ひときわ規模の大きいロイクラトンで有名。早朝 の厳かな托鉢の儀式から、クラトンのパレードやコンテスト、古き良き時代の庶民の暮らしを再現した展示やパフォーマンスなどさまざまなイベントが 行われており、とくに日が暮れてからのスコータイ王朝の歴史にまつわる壮大な光と音のミュージカル・ショーは必見です。
バンコク2019年実施のイベント会場
バンコクの川沿い・水辺のある公園などで灯篭流し体験が可能です。
≪主な場所≫
・アジアティーク・ザ・リバーフロント
・プラ・アーティット船着場
・ター・マハラート
・ルンピニ公園
・ベンチャ・キティ公園
・ベンチャ・シリ公園
基本はタイ全土どこでもやってます。有名であったり規模が大きいところがおすすめとなりますので身近な人がいれば聞いてみましょう。
タイ ロイクラトン・コムローイ祭りの毎年の日程
予定日 |
2020年10月31日 |
2021年11月19日 |
2022年11月8日 |
2023年11月27日 |
2024年11月15日 |
2025年11月5日 |
2026年11月24日 |
2027年11月13日 |
2028年11月1日 |
アユタヤのロイクラトン祭り
タイ全土のあちこちで開催される
「ロイクラトン祭り」
金曜日の夜は前夜祭のようなかたちでコンサートや屋台がでてます。
しかし実際に灯篭流しをするのは本番の日です。
アユタヤ バンパイン宮殿近郊でのロイクラトン祭り調査
ロイクラトン祭りはもともと
「水を供給してくれる川への感謝の気持ちと汚したりしてごめんなさいという謝罪の気持ちを表します。」
アユタヤの川といえばチャオプラヤ川です。
このためバンパイン宮殿は外せません。しかしこの日は空いてなく隣の施設が空いてました。
写真のとおり、ロイクラトン祭りの会場らしき場所は昨夜「前夜祭」をみた田舎の会場よりも何か寂しいイメージです。このため今夜の本番の「ロイクラトン祭り」はアユタヤ遺跡のほうへ行こうと決めました。
宮殿の美しい建物と、壮大な川が景色を更に美しくします。この施設とチャオプラヤ川の往復はケーブルカーを使用します。無料なんです。
このケーブルカーで渡ってすぐの当たりに美味しくて有名なコーヒーショップがあります。
アユタヤ バンパイン宮殿近くに美味しいチーズケーキ
79THBとタイでは高めですが、本当に美味しくて2つ食べてしまいました。
チャオプラヤ川を眺めながらゆっくりするには最高の場所です。
アユタヤ遺跡 ロイクラトン祭り2020年
近所のかたからこのような美しい花飾りをいただきました。これを灯篭流しで使用します。
お昼に行ったバンパイン宮殿ではなく、アユタヤ遺跡方面へ行きます。
アユタヤ遺跡周辺はあちこち渋滞です、まだ夕方6時です。
かなりの混雑が予想されるため、結構遠目の場所に車を停めました。徒歩20分ぐらい会場までかかります。
アユタヤ遺跡ロイクラトン祭り会場は?
一番アユタヤ遺跡で有名な
「ワットマハタート(木の根元に仏様の頭のある有名なところ)」
から西方面すぐの場所が会場です。
会場近くまで来ればある程度トゥクトゥクのシャトルバスがあります。
ロイクラトン祭り会場入口もコロナ簡易チェックをやります
すごい人の数でした。
小雨が降ったりやんだりのため、足元がぬかるみになっています。それでもどんどんお客さんが入ってきます。
アユタヤ遺跡の灯篭流しでは民族衣装の着替えもできます
小雨にもかかわらず、結構なお客さんが衣装に着替えてました。さすが恋人たち最大のイベントです。
民族衣装レンタル:大人200THB、子供100THB
アユタヤ遺跡でいよいよ灯篭流しをします
ここまでの疲れがいっきに吹き飛びました。
すごく綺麗です。
ろうそくと、お線香に火をつけて川へ放流します。このとき小銭もいれました。
灯篭流しに一緒にいれるお金は小銭で良いでしょう
アユタヤ遺跡灯篭流しの屋台や出店がたくさん
2020年のアユタヤ遺跡灯篭流し会場は小雨でしたので、足元がぬかるみで大変でした。タイの人々は少しぐらいの小雨なら帰ろうとしません。
タイ観光庁の飾りものもでてました。
アユタヤ遺跡灯篭流し会場のコンサート
アユタヤ遺跡灯篭流し会場は遺跡を背景にコンサートの催しが行われます。すごく幻想的な風景ですごいです。
コンサート会場が混雑していても、人気の少ない場所にコンサート会場のモニターがあります。こちらで具体的にどんな内容なのか見ることもできるんですね。
帰りもひたすら長い道のりを歩きましたが、なかなか大きなイベントでした。
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