近年こそタイ料理は人気になったものの、まだまだ海外の料理は苦手な方は多いです。ここではタイに来た時にこれを食べるのは無難ですよというおすすめの料理をご紹介します。タイ現地はとても暑く食欲減退しがちです。食べないと身体がもちませんのでしっかりとこのおすすめのご飯をたべましょう。
東南アジア初めての訪問 何も食べたくない気持ち
筆者はタイ在住10年になります。初めて来た当初はセブンイレブンが定番の食事でした。他の一緒に出張で来たメンバーもセブンイレブンで無難なものを食べてました。
なかなか発展途上国での食事というものは観光ならまだ良いですが仕事の訪問になりますとなかなか食欲はでません。
まずは注意点をご紹介します。
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このような内容ですと、「何でこんなに食欲がなくなるの?」と思われます。
暑い国です。
さらに食堂はそのほとんどが汚いお店です。何回かはお腹をこわすことでしょう。辛いものを食べすぎるとよくお腹をこわす傾向にあります。なにせ、タイ人もしょっちゅうお腹をこわしてます。仕事中もかなりの頻度でトイレに行きます。(タイ人女性も何も恥ずかしがらずにトイレットペーパーを持参してトイレに歩いていきます。まさにわたしこれから○○○しに行きますですね。)
このように嫌いなものや、苦手なものが増えるとそのうち食べられるものが無くなってきます。
タイ料理 これなら食べられるんじゃない?
このように、暑い国なので元々食欲は衰えてしまいがちです。そこに加えてお腹をこわすことで恐怖を覚えて身体が拒否反応を示します。こうならないように、最初のうちにたべられるものを勉強しておきましょう。
これからおすすめするタイ料理は基本食べず嫌いの人でもいけるもの、どこのお店でも滅多に外れのない料理をご紹介します。
そこのあなた、いつもマクドナルドで食べてませんか?せっかくタイに来たのに勿体ないですよ。
カーオ・パッ(タイ炒飯)
これは、たくさんの方がこれを注文すると思います。これダメって人は日本でも生きていけないことでしょう。
このタイ炒飯はいろんな種類があります。基本は豚肉なので「カーオ・パッ・ムー」といいます。最後の「ムー」とは豚肉のことをいいます。
このタイ炒飯のほとんどが豚肉なのでしっかりと「カーオ・パッ・ムー」と最後まで言いましょう。
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この中にあります、カニチャーハンはかなりおすすめで美味しいです。場所によってはこのカニチャーハンのフランチャイズの屋台がタイ全土に出回っているので機会があればお試しください。
カオマンガイ(鶏肉料理づくし)
これはちょっと辛いのでは?と思われますが、タレをあまりかけなければ美味しいです。
さらにこの「カオマンガイ」はっきり言って美味しくないお店に出会ったことはありません。人によっては厳しく評価すると思いますが価格がもともと安いのでそんな安い食事で文句は言いません。
何はともあれ、タイ料理苦手な人でもこれは現地のカオマンガイを食べて欲しいのです。
お店では、この写真のように揚げたものと茹でたものの2種類。はたまた両方のメニューだと思います。
指さしで注文すれば対応してくれます。
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ミーコ・ラッナー(タイのあんかけ焼きそば)
これは本当にあんかけ焼きそばです。麺のパリパリ感も美味しいです。
タイでは麺類系の食事で次に紹介する「クイッティアオ」という米麺が人気ですが、それよりも先にこれを紹介しました。クイッティアオ系のお店はどこにでもあります。
しかし、このあんかけ焼きそばはあまりあちこちにありません。やはり好みに分かれるのかなと思います。
それとこのパリパリ麺をつくるのに手間なんでしょうね。
バミー(米麺)
クイッティアオというタイでのラーメン屋さんにはこの「バミー」という米麺がほとんどあります。けっこう「今日はもう無くなった」と言われがちです。
お店によっては日本のラーメンに近い味付けでやっているお店もあります。
パッタイ
一般的に言われる「タイ料理の中でも知名度と人気No.1」です。
もし観光なら
「おーこれがパッタイなんだー、へぇー、ふぅーん」
と観光気分を味わいながら食すと思いますが仕事で来た人からすれば何も感じませんでした。
しかし、これは辛くもなく無難な味付けで特に食べられないということはあまりないと思います。
タイ料理の安さには問題あり
コロナの時代前まではタイ料理は地方なら30バーツ(日本円で約110円)とすごく安く食事ができます。
しかし、この価格設定というものは非常に現実離れしています。
タイでは年配者の仕事がなく会社を高齢で退職すると皆やりたがるのが食堂です。
少しの資金があればだれでも簡単にお店をだすことができます。
しかし、現実には食堂をやるのは難しく、その地域一体に料理の世間相場というものが決まってます。この相場が安いので最初のお客さんが来るまでに世間相場まで価格を下げるしかありません。
このあたりの経営の難しさにぶつかると大抵のタイ人は3か月ほどで辞めてしまいます。せっかく購入した設備は中古で取引して売ってしまいます。
では成功している長年経営されている食堂はなんで?
よく大通り沿いにある長年商売している食堂をみます。
このようなお店は地主さんと長年のお付き合いでかなり格安で毎月の場所代を払っています。これがかなりの救いです。ところがではその隣などに新規で誰かが場所を借りて商売をするとなると現在の相場でやりますのでなかなか厳しくなるわけです。
つまり成功している長年の食堂は、地代が昔の価格で、食事の価格は現代の価格なので利益をだせます。
現在はコロナ禍ということもあって、ほとんどの屋台が体力なく辞めていってます。継続しているお店たちは余儀なく値上げをして細々と商売をしています。
これらの影響で現在は一般的なタイ料理「カーオ・パッ」でも40から50バーツと(50バーツは約180円)相場が変化してます。これに目玉焼きをつければ60バーツのお店もでてきてます。
正直な感想としては、この値段設定が本当に商売をするのに必要な価格なのではとも感じてます。実際に高級なタイ料理屋の設定では200バーツ(日本円で約700円)もしないお店もあります。これは屋台と比較すればかなり高いですが味わいは本当に高級料理です。本当に美味しいものを作ろうとするとお金がかかります。お客欲しさに赤字運営する人たちがいなくなった現在、タイではあらたなタイ料理の闘いがはじまろうとしています。
今回ご紹介したタイ料理なら、好き嫌いの激しい方々でも生きていくために食べることができるのではと思います。ぜひ挑戦してみてください。
それではサワディーカポン。
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