東南アジアで働いています。ここでは、東南アジアの仕事ぶりや1日についてどのような生活を送っているのかを皆様にご紹介します。なお、このタイ人たちはおよそ日本円で70,000円ほどもらっている仕事です。あなたの給料と比較してどうでしょうか。では早速みていきましょう。
筆者はタイ在住10年になりました。特にこのご紹介するタイの人々はどうのこうのではなくごく一般の生活をご紹介しますので落ち着いてご覧ください。
朝の出社はこんな感じ
会社は8時が始業です。1時間前に来る人もチラホラ。
来て何しているのか。
それは会社に食堂があってそこで朝ごはんを食べます。
何故早く来るのかは、会社の送迎バスがこれしかないとか。
地方のほうだとそんなに送迎バスも数はありませんのでしょうがないですね。
事務所で携帯いじっている人もいますが、仕事している人はほとんどいません。
時間にきっちりしています。
それに日本のように5分前行動なんてありません。そんなもの強要しても続きません。タイ人管理者がそんなルールを排除にかかります。
朝礼はこんな感じ
全員揃わないことはしょっちゅうです。
遅刻してきてもダラダラ歩いてくるのも当たり前です。部長クラスでも時間ギリギリに来るぐらいだらしないです。
マネジャーが話をしていても、ポケットに手を突っ込む。腕組みして話をきくのはまだ良いほう。ひどいのは仲良しどうしで話がはずみます。
「なんで注意しないの?」
という声が聞こえてきますが、当然そのような行為は繰り返していますが当たり前のように全員忘れます。これは文化です。
ここからさらに
「だらしない」
行為がありますが、これは賃金の安い国なので致し方ありません。辞めても次から次にくる人材は同じなんです。これを繰り返すとどんどん人件費があがるだけです。
午前中の仕事
マネジャーやSVから各人員に指示がとびます。
朝はなかなか仕事のスタートダッシュが遅いです。
朝一番に
「今日が締め切りのあの件どうなった?」
スタッフ「確認します」
お昼ご飯
お昼の鐘がなると皆さっさと食堂に向かいます。
全員同時に休憩ではないので時間差をつけて休憩になります。交代制で仕事をまわしてますのでこうなります。
すると仕事しないといけない人も休憩しているんだか、休憩の時間だから休憩しているんだか区別がつかないぐらいです。
基本マネジャークラスでもお昼休みに仕事の話で話しかけるのはご法度だそうです。
日本人は休憩も何も関係ありませんというのはタイも同じですが、まれに切れる人もいますので電話もお昼はやめたほうが良いです。
午後の仕事
午後になり、朝頼んだ確認の仕事を確認します。
「朝聞いた件は?」
スタッフ「確認します」
どうやら相手先も電話にでなく都合が悪い会社がタイは多いようです。
他の仕事をすすめられるものをどんどんすすめましょう。
「おや?」
気が付くと、朝から見かけないスタッフが何人かいます。
「彼はどこにいるの?」
スタッフ「トイレです」
いや、朝からかなり見ないんだが休みではないのか。
しばらくすると、職場にいた。
「?誰かが伝えたのか?。。。」
定時時刻
定時は朝8時始業なら夕方5時です。
実際はもう夕方4時ぐらいから皆ソワソワしだします。
お店関係ならもう店じまい準備がこっそり始まっています。
定時前だと不思議にメンバーは全員揃います。
「あれ?朝頼んだ確認は結局どうなった?」
スタッフ「今日も無理なので明日必ずだしますとのことです」
「今日が約束の日だぞ」
スタッフ「私にいわれても相手が悪いんです」
マネージャー「まぁまぁ、ここは私が」
定時になり皆帰宅する。。。
マネージャー「では私もお先です」
「え?あの件はどうする?」
マネージャー「明日には何とかします」
すると日本の親会社から電話がくる。
親会社「今日が締め切りだけどどうなった」
「すみません、まだはっきりしません」
親会社「だめです、あなたが責任もってやってください」
「はい。。。」
残業時間
こうやって、無事約束の締め切りには間に合わせることになるのでした。
もちろんタイ人たちは翌朝にはこの仕事の件はすっかり忘れています。
忘れたころに、
スタッフ「あ!あの件どうしたんだろ」
マネージャー「日本人がやったから問題ない」
まとめ
このような一日が一般的なルーティンです。嘘のような話ですが、かなり現実に近いことを記載しています。なんでこんなひどい仕事なのに日系企業がたくさん進出するのかは謎でもありますが、しいて言うなら中国よりも正直な国民性が管理しやすいところなのではないでしょうか。
結局は人件費もどんどん上がっていますので、現在の企業様は海外であっても自動化をすすめていくことが課題です。
それではサワディーカポン。