タイで働く人にとってはボーナスは大切な時期です。毎年Facebookでどこどこの企業は何か月分プラス何万バーツという情報が拡散されます。このようなこともあって日頃不満があるタイの人々の移動もボーナスで辞めるという人もよくあることです。ここではタイのボーナス事情についてお伝えします。
日本と同じく夏と冬に支給されます
いつ支給されるのかは各企業によって異なります。しかしほとんどが夏と冬と2回支給されます。表現としては一か月分の給料に対して何か月分を今回は支給するというのが一般的です。これらにはその対象期間の評価に基づいて上下してきます。
タイの人々はお互いにいくらでたか話してしまう
これが日本と違う大きな点でしょう。
タイの人々はお互いにいくらでたかお話します。
なので
「なんで自分はいくらで、あの人はいくらなんですか!」
と問題がよく発生します。
日本よりも評価に対してはっきりと行動するのも特徴的です。
日頃から給料にたいして評価が不満な場合は正直に上司に報告されます。対応しない場合はほぼ100%その人は転職するでしょう。
かといって、そのような人だけを評価をあげていくと、みな同じ行動をするのであからさまに対応はできないのがほとんどです。
転職を少しでも意思表示する人は将来必ず辞めるといっても過言ではありません。よほど経営者のお気に入りでもないかぎりとめることはできないと思います。
転職の多い時期がボーナスのあと
優秀な人材を探す時期はボーナスのあととも言われます。
かなりの人の移動があります。
人材探しの時期がボーナスの時期近くであればこの時期ねらって募集をかけるのは非常に良いとされます。
Facebookで拡散される内容とは
ここ10年間、非常に目立つボーナスの内容はそのほとんどが東の地域の自動車関係の企業です。
すごかった時期は11か月分といったものがありました。こうなると一般の作業者クラスでも15万バーツちかくを支給されたことになります。
こういったこともあって、タイ国では若い世代の人々は東の地域に住む傾向が強いです。
しかしこの東の地域は給料が基本高い傾向にあることから生活費関係も高く設定されていることがあります。
東の地域の家賃相場、屋台の食事の価格相場は実際に高め設定です。
それでも若い人材を集めたいなら東の地域のほうが有利といえます。
タイで転職はスキルアップ
日本ではイメージの悪い転職。
タイではスキルアップの一つです。
さまざまなスキルをつけたのに会社が評価しないでいると他社へ転職します。同業者、取引先とかなり露骨です。
すごいのは隣の会社に転職というケースもありました。
実際に、タイでは優秀な人材の確保が会社運営で非常に大きなカギになります。
このあたりをおろそかにしている間は日本人出向者が常にへとへとになるまで仕事をする状況が続くことになります。
日本人がなにを言おうと、転職をして実際に簡単に給料が増えてしまう結果がでているのが実態です。
まとめ なんでも金と言うわけでもないようです
なかなか評価されないと辞めてしまうタイの人々ですが一概に給料だけでやめるわけでもありません。
中には日本人とおなじように人間関係でやめていく人もよく見ます。
なかなか日本人にはきづきづらいのですが、ひとくせあるタイ人管理者と性格があわないとか。
こうなってくると日本と同じ理由も当然ですがあります。
いずれにしても、タイの人々はボーナスは何につかうのかは謎ですが間違いなく言えるのは貯金もせずにそのほとんどをすぐに使いきってしまうことでしょう。
こう書くと悪いイメージがありますが、日本と違ってタイでは親への仕送りをする人々が非常に多いです。実際に子供が働きだしたら親は引退して孫の面倒をみます。
タイの40歳以上は実際に仕事が非常になく、定年もはやく55歳で定年です。そのほとんどが早い時期に会社をやめて自分の故郷へ帰り田んぼや畑をやるでしょう。または自営業で商売人になります。
これらはやはりこれだけでは食べていけないので子供たちが仕送りをしないと生きていけないというパターン。なんだかんだ貧しい国です。
日頃の仕事ぶりは適当にみえて実際の生活ぶりは大変な生活をしています。
女性も妊娠してもそのギリギリのあいだまで仕事をして産んだあとはすぐ仕事してます。本当たくましいです。
海外移住は楽じゃない タイが楽しそう程度なら長期観光がおすすめ