こんにちわ、私はタイで国際結婚をし娘がいます3人家族で海外生活をしています。生活費が安くあがり、そこそこ日本人が快適に暮らせるタイが移住先として人気ですがその実態についてお教えします。
前回すでに、一か月あたりの生活費については記事をあげましたのでこちらからお読みください。
しかし、移住ともなるとこれだけでは心配ですよね。
海外に住むにはビザが必要です
日本は世界的にも強力なパスポートがあります。ビザ発行なしで長い期間海外旅行ができます。しかし生活するとなるとビザというものが必要になりますので大抵の方は以下のビザを取得することになるでしょう。
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ほとんどのかたは、仕事でしょう。もし年齢的に年金生活のかたであればリタイアメントビザでしょう。家族ビザやリタイアメントビザの場合は海外現地の銀行に必要な貯金額が条件にあります。それだけ、余裕のある人でないと海外は受け入れてはくれないのです。この条件は毎年ビザの更新の際に必須な書類なのでもし無い場合はビザ更新できずに帰国することになります。(不法滞在になります)
基本海外に住むことは「外人」なのでなんでもウエルカムではないのです。
東南アジアで働く外人は簡単な職業は認められない
その国の人たちの仕事を奪ってしまうような誰でもできる仕事は外人には認められていません。当然ですが、外人が来ることでその国の人の仕事が減るのは守られています。このため労働許可証の申請にはその内容が条件となってきます。
よくあるパターンは営業職で、日系企業のお客様確保のために日本人営業が必要であるという条件です。これが最も多く、他にはタイ語のできる日本人通訳、技術系専門職といったところでしょう。
日本では退職されたかたがたも、日本で培った経験とノウハウをいかして東南アジアで再度頑張るという人はひじょうに多いです。60歳過ぎたかたでも十分仕事をしています。タイ人育成の立場として活躍しています。
東南アジアの気候
1年中暑く、季節感がありません。このため、軽度の花粉症のかたは何もありません。乾燥肌で困ることもありません。実際私がそうでした。
寒さで冬になると関節症でお悩みのかたや、血行不良のかたも非常に気持ちの良い生活を送ることができるかもしれません。
あまりにも暑いので、現地タイ人も熱中症で倒れることがよくあります。気が付かないあいだに水分補給を忘れたり、めまいなどにはきをつけましょう。
さらに蚊がいつもいます。あまりにも屋外で蚊にさされすぎになりますとデング熱になりますのでご注意。
雨季や乾季などのかわりめ、12~1月は気候が少々かわります。このときに風邪をひきやすいので気を付けましょう。
海外のエアコンはよく喉をやられます。ここから風邪が悪化してなかなか治りません。
夜寝る時などは、タイマーセット・扇風機を併用するなどしましょう。
東南アジアのお買い物について
前述の記事にも書きましたが、あまり日本食をがんがん食べると生活費が圧迫するでしょう。とくにバンコクについては、下手な日本の地方都市よりもお店の質が高く、日本で食べるよりも安いのですがはまってしまって食べ過ぎてしまうかもしれません。
バンコクはただでさえ世界的にも競争の激しい激戦区なので美味しいものの食べすぎは注意です。
さらに価格が高いものについては、日本で購入するほうが良いです。例えばパソコン、スマホなどは明らかに日本のほうが安いし保証も万全。
東南アジアの医療について【タイ】
バンコクで私立の病院は非常に良いと聞きます。それに対して国立の病院はダメな点が目立ちます。
タイでは政府の指示により30THBで治療を受けることができます。国立の病院だけです。そのかわりに非常に長い時間待たないといけません。しかも治療方法もかなり制限をうけたものしかやってくれません。どういうことかというと、治せるものも費用がかかることはやらないのです。このため地方の年配の人は病院に行きたくないと言います。死ぬのが早まるからです。
お医者さんを見るとよくわかりますが、国立病院で定時刻のあいだ働きます。夕方から自分の開業した病院にいき診察をみます。たいていの国立病院や大学病院は若い先生がみます、熟練のベテランのお医者さんが自ら診察するのは夕方からやっている私立の病院です。儲かる仕事でないとベテランのお医者さんは診ていません。とある国立病院で若いお医者さんがスマホで処方箋を計算して、薬係に書類を手渡ししていました。これならすぐ人口知能AI化できそうですね。
このようなことを考えると、長い老後をこのような医療体制の東南アジアで良いですか?私は老後こそ日本が良いと思いますよ、私の場合は妻がタイ人なのでタイにそのままいます。このような理由がないとなかなか東南アジア移住は厳しいです。
まとめ
東南アジアでの移住は何かと不平不満は必ずでます。それでもそこに住む逃げられない理由がないと気軽に日本に帰ることができます。
私の場合は、妻がタイ人ですし日本で生活も少ししましたが望郷の念で毎日タイに帰りたいと泣かれました。(泣いたというよりも毎日激怒していた)
若い年代のかたで世界に向けて仕事をしたい!そんな人たちには東南アジアでの修行はおすすめです。
みなさんもいつでも日本に帰れる程度の気持ちなら海外移住はやめたほうが良いと思います。日本は良い国、しかしなにか運命や定めによって海外に住むしかない人が住むのだと思います。どうしても移住しないといけない人たちにはこの記事がお役にたてば幸いです。
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