タイ国アユタヤ海外情報のホームページへようこそ。筆者はタイ在住10年になりました。タイの生活・仕事・旅行・子育てなど現地住みならではの情報をお届けします。仕事で初めてタイに来ました、最初は牢獄生活のブラ〇〇企業。国際結婚をしてハーフの娘を授かります。現在はホワイト企業で幸せな日々を暮らしてます。タイに少しでも興味のある方々の力になれれば幸いです。
駐在妻勝ち組

駐在妻 勝ち組と言われる実態

駐在妻勝ち組

海外出張についていく奥様のことを駐在妻といいます。会社の重要な海外拠点の責任者として長年にわたって任される業務、そんな中大切な家族を日本において仕事にまっとうできないことから家族ともに海外にいく場合の奥様を駐在妻といっております。

駐在妻そもそものはじまりは

会社を運営するにあたり、大切なことは利益を得ることです。

どんなに物を売ったり、お金を得ても出費がかさむと利益は減ります。

この出費で大きな支出となるのが人件費です。仕入れがあれば仕入費用もですね。

この2つの大きな支出は安価な国が必ず世界のどこかにあります。

人件費が安そうな国を探せばよいのかといえば、それだけではダメです。いつの時代も最初の開拓者というものは相当な苦労をして仕事ができる環境づくりを整備してます。例えば、日本という国は非常に豊かな国なのですが住んでいる日本人は特に有難いということを感じて生きているかといえば感じることはないでしょう。海外に行ってはじめて日本が豊かなのだと感じます。簡単にいうと、このようなことを少しづつ改善していき日本と同等の仕事ができる環境を整備してきています。

このような血のにじむ苦労を何年も経て日系企業がたくさん新出する時代になったのです。しかし、簡単にここまではいかないもの。たくさんの人々が夢途中にて日本帰国。家族を日本においてきて仕事に没頭していたものの家庭問題のため日本帰国という人はたくさんいます。

長い人生の一部を会社に尽くしているのにこれは可哀そう、これなら会社補助のもとにこの家族を一緒に海外に住んでもらおう。となったのでした。

今の時代でもほとんどの人が単身海外赴任です。家族も一緒にというのは一部の企業のみです。

駐在メリット 家族の恩恵

会社の為に何年か海外に住んでもらうわけですから、それ相応の待遇になります。しかしこれらは贅沢品という意味合いではなく「安全性」を重視してます。人権費の安い国である以上そこに日本人が来るとなれば犯罪に巻き込まれる可能性は断然あがります。ヨーロッパやアメリカへの赴任でも別な意味で危険なことは多数あることでしょうが、人件費の安い国であればそれなりのセキュリティを備えた住宅でないといけません。

このため、専属の運転手がつくことはもちろん。正面玄関にはガードマン付きのコンドミニマム。はいるにはセキュリティカード必須。

これらは海外拠点の社長だけではなく、一般の社員でも海外に赴任する場合は当然のように配置されます。これがない会社の場合はいつ犯罪に巻き込まれてもおかしくありません。

このため、何か豪華な特別待遇にも見られてしまいますが犯罪に巻き込まれやすいというのが本当のとこ。実際現地のニュースでも日本人が犯罪に巻き込まれるという報道はけっこうあります。

駐在メリット 会社によっては子供の学校費用をも負担

タイ日本人学校の場合

年間総額

462,000~871,000THB

レート現在3.9で計算すると

1,800,000~3,400,000円

一緒にお子様も海外への場合、会社によってはインターナショナルスクールの費用負担する会社もあります。結構な費用なのですが会社が負担してくれると有難いですよね。よく聞く話では中学生の高校受験前のあいだに海外のインターナショナルスクール経験があるとかなり優位な状態で入学試験を受けることができるようです。機会があればこの時期中学1から2年ぐらい海外で暮らすといいですね。

駐在妻デメリットは

  • 海外よりも日本が一番
  • マウントのとりあいに疲れる
  • 文化や考え方の違いに疲れる

基本何年のあいだ海外にいるのか、平均的には3から5年といわれてます。

会社によっては、帰国未定で赴任する場合もあります。この状態で家族も一緒だと、家族は先に日本へ帰るというケースがほとんどです。

ほとんどの人がやっぱり日本が一番ではやく帰国したがります。

どれだけ好待遇であってもなんだかんだ母国日本が一番です。送迎の車や警備員のいない家でも日本の生活が一番です。

駐在妻にもなると、周りにも同様な駐在妻とのネットワークができます。皆全員が好待遇の人々なのでいろんなことを聞きたがります。

あえてここでは記載する必要ありませんが、上を見たらキリがないぐらいに上はいます。最終的にはこのような人間関係に疲れ果ててしまいます。

今海外赴任の待遇ではありますが、日本に帰国すればまた普通の生活に戻ります。

日本人のコミュニティではなく、現地の人々の中にはいっていても疲れます。言葉の学習も最初は興味津々ですが日本に帰国したあと役に立つのか?不要なのでは?そして、いろいろ考え方の違いにもめることもあります。

普通日本人ならこう考えるよねということが通用しません。

現地の食事に慣れずに日本食屋通い

現地の食べ物も最初は美味しく感じたものの、慣れてくるとやはり生まれた母国の食べものに戻ってきます。

徐々に海外で食べる日本食の価格の高さを感じ、

「あーあ、日本だったら普通にこれぐらいの価格で食べれるのに。。。なんぜこんな高くてまずい日本食をたべなきゃなんないの」

もうこうなってくると毎日いつ帰国できるのかばかりを考えてしまいます。

 

やっさん
あゆたやっさん
駐在と聞くとなにかすごい贅沢な暮らしと思いがちですが、意外にもかなり苦労を感じているんだね。

まとめ

一般的に海外赴任となると、東南アジア系が多いのですがそこでの仕事ぶりというのは結構大変な話ばかり。犯罪に巻き込まれた話、交通事後でのトラブル。現地の人々との仕事でのトラブル。駐在妻の方々も家族を支えないといけないものの異国の地で慣れない生活、周りの同じ駐在妻とのトラブル、マウントの取り合い、子供のインターナショナルスクールでの苦労。あまり羨ましいというものは上辺だけで実際は皆さん相当な苦労をしてます。

では、アメリカ・ヨーロッパなどの先進国への海外赴任はといえば似たようなものです。また違う意味でアジア系である日本人は差別を受けがち。インターネットがこれだけ普及したこの世の中ですが結局世界的な差別は全世界にあります。この差別がなくなるには人類を敵とする外来種的敵となる宇宙人が存在する必要があります。

コロナの時にはっきりしましたが、帰れる人はほとんどの人が日本帰国しました。やはり日本人は母国日本が一番です。海外移住の言葉が流行ってますが、日本が嫌いで海外に行きたい人は絶対無理です。どうしても海外に住まないといけない理由の人だけが海外移住を考えたほうが良いと思います。

それではサワディーカポン。

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