タイで働く日本人はいつも頭が痛いです。考え方のちがいに、なんでも人に頼りがちな思考。ここではタイではたらくとこういう問題にぶつかることを確認できます。もしタイに出張ということになる場合は一読しておくことをおすすめします。
タイではたらく日本人とは
前向きに…
タイでなくとも、海外ではたらく日本人は少数で活動します。当然ですが一般の業務はタイのかたがたがやりますので日本人は司令塔であったり、専門職であればアドバイザーという立場になります。このためタイのかたがたと関わるのは管理職の人々です。まれに一般職の人とも交流はあるでしょうが本格的な仕事のやりとりは管理職です。
タイの人々は管理職という立場ではあるのですが頭を悩ますことがたくさんあります。
このため、タイに向いている人というのは冷静でかつ前向きに明るくプラス思考であることが多いです。逆に中国で管理していた人々はかなり強気の姿勢での仕事が多くスパルタな方が多いのですが、うまくいかないことをよく聞きます。このような強硬姿勢でやってしまうとタイ人の場合はほとんどが辞めるとか、さらに上の日本人に相談して日本へ強制帰国となる話がほとんどです。タイの人は管理職だろうが何かあれば簡単に辞めます。ぱたぱた辞める人が増えればそれを管理している日本人に目がむけられるというわけです。
タイの特徴：簡単に会社を辞める
タイの仕事での不思議なこと
まずは簡単に項目を並べます。
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数字の書き方が汚い、読めない
タイ語は上のような文字です。実はこれが影響して数字の書き方も何故か丸々と全員が書きます。もう癖なんでしょう。まれにはっきりと書いてくれる優秀な人もいますがたいていは適当な書き方なので読めません。
計算がよわい
これ本当なんです。課長以上でも平気で計算を間違います。
この時代に電卓あるでしょうとか、エクセルで自動計算なのではとの話もありますが、そもそも人がその機械を使用します。なのでそもそもの計算式を間違えるのです。桁を間違えるのも多いです。
さすがに経理の人や銀行の人でこんな人はいないと思いますが、通常の仕事をしている人は基本計算よわいです。数字に強いタイの人に出会ったことがありません。
人に仕事を頼りがち
人をあてにすることが多いです。
少しでも人にやらせることで自分の時間をつくるのでかなり注意したほうがよいでしょう。さらに人にやらせて自分は定時で帰るなど日常茶飯事です。
何故こうなのでしょうか？
このようなことが多く、だいたい締め切りまじかになるともう日本人が自分でやるしかないという落とし穴にはまるわけです。
日本人にやらせて平気で帰る
実はこれ悪気はまったくないのです。
タイは貧富の差が激しい国です。
例えば皆でお食事をするときの話です。お金をもっている人がひとりで支払いをします。これは当然のことであって誰も感謝をつげるようなことはしません。食事だけではなく、もともと困っている人がいればお金をもっている人が助けるのが当然という習慣が日頃から身についてます。
これを仕事に置き換えると、難しい問題（本当は難しくもないことも…）は親会社からきた日本人がやるのが当然、わたしたちはあまり情報がないので本社の人がやるべき。という考えもあります。日本の親会社からすれば極秘情報であまり海外拠点には教えられないことも多いです。このため日頃からあまり余計な情報は展開させないくせもついてます。このようなこともあり、致し方ないのかもしれません。
なので何も悪気なく普通に帰ります。
立場の強い人への媚びがすごい
この話も先ほどの貧富の差に近いものがあります。
貧しい人は産まれながらに貧しく、豊な人は産まれたときから豊です。タイの管理職の人々は富裕層な人が多いです。このため、自分より立場の強い人への敬意を表す行為というものは慣れています。
このため、今後もよろしくおねがいしますねという物欲表現というものは平気で人前でもやります。
会社によっていろいろですが、社長のお誕生日に特別なケーキを会社で用意したり。疲れているのかなという時は朝出社すると机のうえに何かスタミナドリンクや果物・お菓子などそえてあったり。
あまりにもあからさまにやられてしまうので日頃、日本ではやってくれないイベントがタイではやってくれますから日本の人々はなんだかんだ嬉しいはずです。
まとめ 実はこれらは世界標準？
これってタイのこと？いや違います。おそらくほとんどの国がこれです。
むしろ日本があまりこのようなことをあからさまにできない文化があるのかもしれません。そうなってくると結局この記事の題名はここがヘンだよ○○人というどこかのTV番組とかぶってしまいます。
結局日本人は他の国にきても仕事にしめつけられてしまうのでしょうか。実際の仕事ぶりと東南アジアの人々の仕事ぶりを見るとどう考えても日本人のほうが給料分の仕事をしてます。タイ人の3倍だとか10倍だとか言われてますが大きな問題に直面したときに頼りになるのは1名の日本人または3名のタイ人どちらを選ぶか聞かれたとします。
私は間違いなく1名の日本人に手伝ってもらいます。3名いても結局1人でやらされます。
みなさまももしタイで仕事にお越しのさいは十分お気を付けください。
それではサワディーカポン。
