日本がコロナの影響から回復傾向にあるなか、ここタイ国でも非常に人の移動が増えてきています。これには非常事態宣言による制限がかなり解除されてきていることからこのような経済回復の兆しがあります。2011年におきた洪水が再発しそうなことも注目されています。
タイはまだ決して良くなってない
9月には毎日の感染者が2万人の勢いでした。世界的にもワースト4位なみのひどさでした。これにより日本から仕事で来ている出向者たちは日本への帰国も検討されたでしょう。
これいらい、何か決定的な対策をしたのかといえばワクチン接種が平行してすすんでいたのが効果がでてきたのでしょうか。現在はワクチン1回目接種が52%。2回目接種完了者が35%と以前に比べればすすんでいます。
ワクチン1回目接種がすすみはじめた理由として、かなり消極的な人々での接種を会社や政府がやっと動き出したというところです。前までは個人でワクチン接種を希望する人でないと予約しても決まらないことがほとんどでした。さらに近所の人の流動の多いところでの接種会場が増えたことです。なかなか遠方の会場ですと面倒くさがり屋のタイの人々は行きません。わざわざ会社に休みの届をだしてまで行くかも疑問です。そこで会社主催で接種会場までのイベントを用意してさらにこの日は欠勤扱いにしないという待遇つきです。
現在ではタイ政府が積極的に経済回復を願って人の移動を増やしています。しかし、実際の感染者数はまだ1万人前後で減少はほとんどしていません。
タイに住む日本人からすれば、日本が感染者大幅減少しており観光地が回復の兆しがあります。こんなニュースを日頃から見ているので何か勘違いをしてしまいます。
そうなんです、タイ国は別に感染者減少はしてません。なのに人の往来が増えています。ただワクチン接種も徐々に増えてはいます。
タイ国の洪水はまだ解決していない
人の往来が増えるなか、アユタヤ県では2011年の大洪水が再発なるかを危惧するほどの水位があがっています。河川近隣の人々は家から移動する場合は小舟を使用しています。2階建ての家の場合は1階部分が浸水しているので2階に住んでいます。電気は2階のみ使用しているとかで非常に危険な生活が続いています。
こんななか、10月10日の早朝。バンコク方面からアユタヤにむけてハザード点灯させた車の列がたくさん走っていました。
これは洪水の被害にあっている人々を救援活動する勇士がアユタヤに向かっているのです。
タイではこのような活動が今でも継続されています。