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シャム猫SIAMESE

シャムねこの歴史とタイの関係

シャム猫SIAMESE

シャムねことは誰もが聞いたことのあるネコの品種。そもそもシャムとは英語で”SIAM”と書きますが1939年まで現在のタイ王国はこのSIAMと呼ばれてました。歴史あるシャムねこについてここでは紐解いていきます。

タイ王国のねこ”シャムねこ”(วิเชียรมาศ)

もともとペットとして飼いならされていた時期は定かではなくタイの写本に最初に登場した14世紀頃かと一般的にいわれています。タイの歴史でいうアユタヤ王朝時代になります。世界的にもかなり古い品種のネコとされています。

タイにはシャムねこの物語が昔話としてあります。

ある伝説によると、シャム猫の夫婦はある僧侶に飼われていました。僧侶はある日しばらく旅に出るのでシャム猫夫婦に金色の王室の仏像様を守る任務をお願いします。シャム猫の夫婦は任務を遂行するため、目を交差させるほどの強さで常に仏像様を見守り続けました。朝昼晩常に見守ります。一時も離れずにいるために尾を仏像様に巻き付けてお守り続けたのです。僧侶が旅から戻ってきたときにはシャム猫夫婦は目は赤く斜視となり尾は永久に曲がってしまい、声もかわってしまい、顔も黒くなってしまいました。 

この物語からシャム猫は警備する任務を稀に頼まれる話がうけつがれてきているのだそうです。

このように、シャム猫はタイ王国原産です。王室や貴族、寺院など高貴な血筋の家系でのみ飼うことが許されるなどかなり特別な扱いをうけています。

19世紀後半には、イギリス総領事に寄贈されることでイギリスに渡ります。その後ロンドンのキャット・ショーでその特徴的な見た目が注目を集めて世界に広がります。

シャム猫の特徴はこちら

  • サファイア・ブルーの瞳
  • V字の顔
  • 細長い尾と足

そもそもSIAMって何なの

前述にも記載しましたが、過去のタイ王国の呼び名です。

しかし、今でもタイのあちこちにSIAM○○○って看板がよくありますね。会社名でもSIAMなんとかっていう会社は非常にたくさんあります。

日本でもそうですが、なんでも東京○○○って看板ありますね。施設の名前も千葉県なのに東京○○○、これは非常にたくさんあります。仮に千葉○○○だったらお客さんかなり激減してたとは思います。

なので、このような感じで少し都会っぽさをかもしだすイメージとして今でもSIAM(シャム)という言葉は使われています。

海外向けにはサイアミーズと呼ばれるシャム猫

英語ではサイアミーズ(Siamese)と呼ばれるシャム猫。タイが原産とはいえ、タイに長いこと住んでますがそんなに猫は見るのでしょうか。

実際にはそんなに飼い猫というものは見かけません。閑静な住宅街であればよく見かけるのかもしれませんが一般的にはそんなに日本ほどペットを飼っている家庭はありません。どちらかというと農家などの農村地帯で年配者の家庭で防犯用にイヌを飼っている家庭はたくさんあります。

日本人がタイの観光で必ず見るのがセブンイレブンの前で寝ているセブン犬。見ればわかりますがどの動物たちも非常に痩せています。日本のように肥えていません。

このことから一般的にはペットを飼うほど裕福な国ではないので、本当のシャム猫を飼っているのはごくわずかな富裕層かと思われます。たまに市場でペットを販売している商売人がいますがこんな高価なペットは販売してません。

やっさん
かぽん
正直な話、タイに住んでてシャムネコのシャムがタイのSIAM
のことだって気づいたのは最近です。
タイ語せんせい
タイの富裕層は本当にごく一部の人ですもんね
おじちゃん
今でもタイの王室は世界的にもかなりお金持ちなのだが
昔からかなり裕福だったのかもじゃな。

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