タイ国アユタヤ海外情報のホームページへようこそ。筆者はタイ在住10年になりました。タイの生活・仕事・旅行・子育てなど現地住みならではの情報をお届けします。仕事で初めてタイに来ました、最初は牢獄生活のブラ〇〇企業。国際結婚をしてハーフの娘を授かります。現在はホワイト企業で幸せな日々を暮らしてます。タイに少しでも興味のある方々の力になれれば幸いです。
タイの歴史

タイはどんな国 歴史・文化・日本との関わり

タイの歴史

タイについてあまり知らない方々。日本との関わりは意外と古くからあります。現代では何かとタイ料理がブームになったり観光や仕事でたくさんの日本人が行き来してます。簡単に短くまとめてますので是非ご一読ください。

タイは東南アジアの国

タイは東南アジアに位置する国です。日本から飛行機で片道約6時間の距離。

立憲君主制国家です、これは君主の権力が憲法によって規制されている政体のことをいいます。イメージ的には国民はすごく王室を崇拝するように仕組みができていて学校でもかなり王様への崇拝を教育されています。政府は過去のクーデター以降、プラユット首相率いる軍事政権が継続してます。こんな感じなのでたまに日本のニュースでも何か国民と政府で揉めているニュースが流れてます。

東南アジアのASEAN10カ国にタイもあります。経済成長を遂げている代表といっても良いでしょう。

タイは熱心な仏教国

仏教95%、イスラム教4%、他1%と圧倒的に仏教が多い国です。観光でもお寺は有名な観光スポットが多く、国民も日常生活からお寺との関わりをたくさんもっており密接なものになってます。

タイでは西暦も使用しますが地元民はタイ仏歴というものがありこれを主に使用してます。

なお、この仏歴には計算式での西暦への変換として

仏歴ー543=西暦

これを覚えておくと、いざという時に困りません。

タイのおおまかな歴史

タイの歴史は4つ。

  • スコータイ王朝
  • アユタヤ王朝
  • トンブリー王朝
  • ラタナーコーシン王朝

スコータイ王朝というのが栄えます。もともとタイ民族は北のほうから来たといいます。そこから少し南のアユタヤで貿易が盛んになりやがて王朝はアユタヤに移動します。もともと北のほうからビルマの軍勢が攻めてきたのですが、これが結構手強く南へと逃げます。南へ逃げたところで再び戦い勝利をえます。それがトンブリー王朝となります。やがてラタナーコーシン王朝がすぐにできて現代の社会になってます。

このアユタヤ王朝が滅んだときぐらいしか負けてません。タイの人はこれさえも一時的に逃げただけなので無敗といいます。

このような歴史からもタイは占領されたことのない唯一の東南アジアの国として有名です。

日本とタイの歴史(アユタヤ戦争)

アユタヤ戦争当時は非常に貿易が栄えてました。このため近隣各国はこのアユタヤを落とそうと常に戦争がおこってました。その時の日本といえば戦国時代が終わりをむかえて主のいなくなった落ち武者たちが自分の闘いの場を求めてました。

中には山田長政という侍が有名です。こちらの記事も是非お読みください。

タイ国アユタヤ海外情報

タイのアユタヤ県はアユタヤ遺跡もある世界遺産で観光地としても有名です。 過去はアユタヤ王朝という時代もあり非常に栄えてま…

こんな時代から日本とタイは関わりがあったのです。

最終的には山田長政は暗殺されて、当時たくさん住んでいた日本人村も焼かれてしまいます。こうやってアユタヤの歴史は幕を閉じます。

日本とタイの歴史(世界大戦)

世界大戦前、東南アジアは上記のようなヨーロッパ勢の植民地化が激しくおこなわれておりました。

表記載の

「シャム王国」

これが現在のタイであり昔はシャムと言われてました。現在でも「Siam」という名前はタイの街中あちこちで見ることができますがシャム王国のことです。

イギリスとフランスにはさまれて絶体絶命的な状態ですが、第一次世界大戦の際に終了間際で勝ち組に参入して見事に戦勝国となります。このときに占領された領土の一部を取り返します。それでもなかなかここまで挟まれた状態は簡単にはぬけられません。

そんな時に第二次世界大戦で孤立している日本が声をかけてきます。

憲法や法律を用意して近代国家とやっていこうぜ的なことを一緒にやろうともちかけます。タイもイギリス・フランスに攻められっぱなしでなんとかしたいので協力します。

結局は日本は敗戦するのですが、この事前にタイは平和宣言をします。

このあたりの話は賛否両論ですが、いろいろと協力をしてきたタイはこれ以上日本と一緒に敗戦国になってもお互い良い事は何もないので平和宣言で回避します。結果としてはタイは占領されることなく領土も取り戻したのでやはり外交力がすごいのです。

最終的には戦後の日本をいろいろと支援してくれたり、外交にやってきたタイの有力者が象をおくるなどなんだかんだ日本と一緒にここまでやってきました。

とあるタイの有力者は日本のことをこう言いました。我々の母でもある日本は自らの身体を痛めてわが国をここまで救ってくれた。過去植民地化であそこまで絶体絶命だった我が国のこんにちがあるのは母である日本の貢献ははかりしれない。

タイの文化

仏教と密接な日常を送り、朝8時と夕方6時には国家が流れる。市場などで国家が流れる際は皆が直立不動となり愛国心を感じさせられる。お休みの日にはお寺でデートなども普通であり、お寺を何件もまわる行事もある。

日本には一部日本ブームというニュースが流れるがそこまで日本の文化が浸透もしていない。実際日本のアニメがタイのテレビで放映されていることからも認知度はあるがそこまでの人気ではない。

あくまでもタイで人気のテレビ番組はタイの歴史アユタヤ戦争テーマのものであったり、恋愛ドラマ。人気のある歌につていもタイらしさがあるのはタイ演歌。若者から年配者までこのタイ演歌は幅広い層に人気がある。あまり日本のように他国の影響を受けていない文化がある。

最後に

タイには在住日本人が約80,000人住んでいると言われています。実際に日本大使館に在留届をだしていない人も含めると10万人はいるかもしれません。

現在の日本企業は、過去中国に安い人件費を求めて製造会社の海外拠点をつくったもののいろんなトラブルで次の時代として「タイ」を選んでいます。そのため観光だけではなく仕事でタイに来る人々。そのままタイに住む人が増えています。そのため、仮に日本人のあなたがタイに住むと意外に住みやすいことに気づくのも早いはずです。

過去の歴史を知ると観光も楽しくなるでしょう。タイで仕事に来ると何年かは日本に帰れないのですがこのような日本との歴史を知るともうちょっといてもいいかなと思えてきます。

それではサワディーカポン。

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