アユタヤは現在も洪水の被害が継続しています。ここではアユタヤの人々の洪水の生活をお伝えします。人々は自分の家から通り沿いの道まで船で移動します。家の2階からでかけるのです。道路に到着したらそこに停めてある車で移動です。
湖の中にある村のよう(洪水被害)
湖の近隣にある住宅のように見えますが、これらは本来水はないもの。洪水により近くのチャオプラヤ川の水位があがった影響です。
人々はまだ洪水の影響のない道路に車を停めてその道路周辺から船に乗り自分の家に向かいます。
自分の家には2階から入出します。一応電気は1階をとめて、2階だけ使用できるようにしているそうですがそれでもかなり感電については恐ろしい状況です。
土日には近所の親戚やボランティアの人々が応援に来ています。周りの人々も水の侵入を防ぐために土地を盛ってまだ水位があがることに警戒しています。
地図でみるとここは川でも湖でもない場所
あたり一面の湖のようです。しかしここは湖などありませんでした。実際にスマホで地図を確認すると河でも湖でもありません。田んぼだったのでしょうか。向こう側の工場まで水面しか見えません。
小舟で家から道路まで移動
過去2011年の大洪水の時に船を購入した人たちが結構います。この人たちが船をだしたり定期便をだして仕事にする人々も。
この集落はアユタヤ遺跡から南側の通り。この集落は道路沿いにかなりお寺もありますがお寺も水没しています。
日頃、人々を救うために集まる場所がお寺なのですがそのお寺も水没。こうなってくると政府のほうで避難場所など用意しないのかと思いますがせいぜい救援物資は少量の食糧提供をしているそうです。なかなかコロナ感染のこともありかなりの広域で洪水被害があるため決定的な策が無いのでしょう。
残念なタイの人々の行為
このような洪水の被害は何も自然災害だけの話ではありません。ゴミをポイ捨てする習慣もタイには根強くあるのです。洪水の被害のひどい場所で対向車線のピックアップ車がゴミを何度もパラパラと捨てるのを目撃しました。
私はタイではクラクションを鳴らすのはあまり良くない行為ということを知っていますが思いっきり鳴らしました。
その車は同乗者に子供も乗っていました。
タイの道路沿いには見通しの悪い場所であれば必ずおおきなゴミの山があります。たくさんの人々がゴミを捨てます。もちろん違法です。
これらの処理されないゴミは土壌や水・川に流れ込み将来は人間の食べ物に帰ってくることでしょう。自分たちの将来を担ってくれる子供たちのためにもこのようなことは止めて欲しいものです。
自分の子供・恋人や家族など大切な人達が将来毒のはいった食べ物しか世の中にない世界になったらと思うとそれだけでゴミのポイ捨ては躊躇するものです。
タイの学校は王様を敬う教育をかなり徹底するそうですが、このようなことも必ず教育して欲しいと願います。
このピックアップ車のした行為はすぐ娘は覚えてしまい、さっそく鼻をかんだティッシュを妻にわたして
「ドアからこのティッシュ捨てて」
と言いました。
すぐさま、
「ふざけんな!家に持って帰るわ!」
と怒鳴りおこりました。
子供は悪いことほど教えなくてもすぐ学ぶんですよね、不思議です。
まとめ
タイの洪水は自然災害もありますが、ポイ捨てによるゴミが排水設備を詰まらせるという現象もたくさん発生してます。悲しい現実です。
過去私の住んでいた日本の河川は10歳のころ緑色の川でした。そんな汚い川でも普通に中にはいって泳いでました。
そんな緑色の川は現在驚くほど透明な水になりました。
努力すれば世の中本当に変わるんですね。