タイは世界的にも交通事故が多いことで有名です。2019年のデーターでは世界17位の死亡率の順位です。ここでは噂されます「タイでは子供がバイク運転している」件について現場からお伝えします。
タイの交通事情
バイクの後ろに乗る女性は横座りがおしゃれ(平気でスマホいじってるのが基本)
タイの朝の交通ラッシュ時は上写真のような光景は普通に見ることができます。子供どころか大人でも免許を持たずに運転する人が多くこれはタイの管理の悪さにも原因があります。
タイのバイク免許は15歳から、車は18歳から取得できます。
バイクを購入するとき、バイクに張る保険証などとくに免許がなくても購入できます。警察もほとんど免許証掲示を要求することはありません。見た目で明らかに年齢的にダメとわかっていてもタイという国は貧しい国です。生活の事情があるのでほとんどの警察官がこのお慈悲をもっています。
日本のかたからすれば、子供がバイク運転するのは危ないだろとお説教してしまいそうですが家庭の事情があるのでしょう。日本のように小さな街でも学校があるような環境ではないのです。タイは小さな村でも必ずお寺はありますが学校となると少し離れます。さらに当然将来のことを考えて良い学校となると車やバス、バイクが必須です。悪いケースでは、ガラの悪い子供たちが多い貧しい家庭の子供が多いと子供の世界の犯罪に巻き込まれるというのも現実あるそうです。これは日本の貧しいという話とはレベルが違います。
タイの警察はなんで捕まえない?
日本ほどではありませんが、もちろんタイでも警察が交通ルールを管理しています。王族の皆さまが道路を使用する場合などはよく道路を封鎖して安全に通過するのを見守ることもしばしば見ます。
警察が幹線道路沿いにある場所などは定期的に検問も実施されています。
これらは商業車両や、一般車両を対象としてます。みるからに子供とわかるような完全無免許とわかるような子供を捕まえたというのは見たことも聞いたこともありません。年配者でどう見てもボロボロな車を運転していて整備不良な状態であっても罰金をとるようなこともないでしょう。
これらはタイ語でいう「ミーナムジャイ」お慈悲。
かわいそうでしょ、わかってあげなさいよ。このような気持ちからきてます。
本当なら子供がバイク運転なんて危険なのは誰もがわかることです。それでもバイク運転して通学するしかないのでしょう。お金がないのです。両親も共働きで送迎できないのです。
タイでは逆走も頻繁にやる
タイは逆走も非常に多いのですがこちらのほうが危険です。
特に幹線道路になりますとUターンする場所まで非常に遠くなのでバイクの人たちのほとんどが逆走していきます。タイは交差点というものが少なくUターンする場所も陸橋や、橋の下をくぐってUターンするなど非常に不便です。
この逆走に関しては何故かタイの警察もやっています。それでもタイの人々はUターンするポイントに警察が見張っていると警察が去っていくのを集団で待っている異様な姿をみます。
日本人が運転危険な理由
このように、警察は貧しい人々の味方でありなんでもかんでも交通ルールどおりに従えというわけではないということです。このような日本人に理解しがたいタイの交通事情ですがタイでは日本人が自ら運転することをおすすめしません。
それはこのような日本人には理解できないような暗黙のルールがありさらに外国人はお金を持っているという意識があります。
このため、もし日本人が交通事故で被害を受けたとします。そのほとんどが日本人がお金を支払うことになるでしょう。タイの人はほとんど保険に加入してません。更に免許をもっていないことも多いのです。そして警察が介入してもこの「お慈悲」の考え方からして
「かわいそうでしょ、あなた日本人ならお金あるでしょう。自分の保険で何とかしてあげなさいよ」
と話になりません。仮にタイ語が達者な日本人であってもこのような感じでねじ伏せられてしまいます。なんだかんだ話あいをしても病院までの移動中に逃げられたとか、約束しても後になってからそのような話はしてないなどいくらでも誤魔化されてしまいます。必ず保険会社をあいだに入れることですが、このように基本外人相手では有耶無耶にされてしまうのでタイ人運転手に任せるのが本当によいでしょう。
タイの田舎なら自販機のガソリンで給油せよ!あふれだすガソリンとは