タイには何百以上のハーブが生活に使われています。料理や美容など様々な所で使われています。タイはハーブの種類が豊富にあり、ハーブの輸出大国なのです。ここでは、何故タイではハーブが豊富なのか、どんな歴史があるのかを勉強していきます。
実際にタイ在住10年の筆者も使用しているシャンプーや石鹸は天然ハーブのものを愛用しております。歴史や知識を深めるとより一層身体への良さを痛感します。
日常生活に密着したハーブ
タイハーブは日常でも様々な使い方をされています。栄養を摂る為に料理の中に入れていたり、石鹸や化粧品などの日用品、様々な種類のサプリメントなどに使われています。実際に使われる主なハーブはタイジンジャーやレモングラスなどです。
タイでは2500年前からタイハーブを「食」、「薬」、「化粧品」として使ってきた歴史があり、一般家庭でもタイハーブ治療は伝統的に用いられてきた文化的背景からハーブ治療法では世界の医療関係に注目される地位を築いております。
過去のタイ国王によって始められた国家農業支援プロジェクトの一環である無農薬農園で栽培される有機農業認証機関(ACT)の世界基準をクリアしたプレミアムオーガニックハーブティーは安心安全で、雑味がなくクリアで美味しく、味、色、効能別に楽しめるお茶です。
「プレミアムオーガニックハーブ」と言われる由来は自然栽培薬草園づくりにあります。薬草を整列させて植える農場ではなく、多種多様な薬草を雑木林のように植えて育て、手間をかけて、すべて手摘み収穫して薬草の本来のチカラを十分に引き出すためです。そして、タイ伝統医療の治療に使われる製薬としての品質管理にあります。
タイの国王が愛されてやまないのは、国民が健全な農作物を作ることで、収入を得て真の幸福を享受して暮らせるように、有機農法の農地を拡大することを目的とした国家農業支援プロジェクトの推進や、手摘みまでして薬草本来の力を引き出すことにこだわる真摯な理念と国民への愛の深さなのでしょう。
ハーブの使用方法
ハーブの使用は過去３０年間著しく増加しています。ハーブは単体として使用されたり、他のハーブと組合あせて使用されることもあります。ハーブはお茶として飲んだり、アルコール抽出されたオイルとして飲んだり、または粉末にして摂取するなどの方法で使用します。
ハーブの歴史
古来から植物は薬として使用されてきました。紀元前３０００年ごろのエジプトや中国でも薬として使用されていた記録があります。それ以外の地域アフリカやアメリカ大陸でも民俗療法の一つとして薬効のあるハーブは珍重されてきました。
１９世紀になり科学者がこれらのハーブに含まれる薬効成分を分析しそれらの成分を抽出、そしてそれらの有効成分は薬として販売されていきました。現在でも４分の１の薬は薬効のあるハーブを元に作られているといわれます。薬の販売が増えるとともにハーブ自体を使用する傾向は低下していきましたが、現在でも地球上の８０％の人がまず最初に摂る薬としてハーブを選択しています。特にドイツでは６００−７００種類に及ぶハーブもしくはハーブ由来の薬が医師により一般的に処方されています。アメリカでも過去２０年間自然療法への興味、自然派志向の人気とともにハーブを医療として使用する人が増えてきています。
ハーブボール～アユタヤ戦争で治療に使われた
ドライハーブをコットンの布で包み蒸します。これをマッサージのように身体に当てます。
アユタヤ戦争では、傷ついた兵士の治療に使用されたといわれております。オリエンタルスパが初めてスパトリートメントに採用した事から、現代では老舗ホテル内のテラワンスパなど、タイ国内のサロンやスパなどで最も多く行われているハーブマッサージとなっています。
使用されるハーブは、症状にあわせて10～20種類ブレンドが、セラピストによって行われる他、筋肉疲労解消、スキンケア、冷えの解消など、症状にあわせた市販のハーブボールも販売されています。
女性には産後のボディケアなどにもよく利用されています。
ハーブボールの使用法
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ハーブボールは年配のご両親がいらっしゃる方ならマッサージを実際にしてあげるのは最高の親孝行にもなりますのでおすすめです。
更に産後の女性のケアとしてもよく利用されており、「自己回復力」を高めるために使用されます。
実際に私の妻も娘を産んだ際にはこのハーブボールマッサージを受けました。
みなさまも、ぜひハーブ生活を楽しんでください。
それではサワディーカポン。
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