東南アジアの部品供給不足の情報が日本のトヨタからいよいよ発信されました。これは以前からあった話ではあるものの新聞社の正式な記事としてでるのには何か踏ん切りをつけた感もあります。ここでは海外在住者の現場の話をお伝えします。
すでに春先以前から供給不足の傾向にはあった
2021年4月ころからでしょうか、新型コロナウイルスの影響により個人の移動ができなくなったのは。その当時はすでに東南アジアの一部の部品が供給不足で製造ラインが止まってしまうことがしばしばあります。
ところが今回完全に世の中へも発表に陥ったのは、仕事をする人々も感染が拡大したことによって生産自体がまわらなくなってしまったことでしょう。実際トヨタさんの発表によって他社も次から次へと同様の行為をおこなうはずです。なにせ自動車業界をひっぱる会社がとめたので他もとまってもおかしくないです。これは自動車業界のみならず他の製造業への波及も大きくなることでしょう。
自動車業界からの波及は大きい
生産を自動車業界に委託している製造業者は多数です。今回の影響で製造ラインにたくさんのサプライヤーが揺れます。従業員の解雇、業務縮小、これらを嫌が用でも実践せざるを得ない状況になるでしょう。これは賃金格差のおおきな東南アジアならではです。
このため、日本への影響に関しては時間差があるかとは思います。
自動車業界の次はどこが動くか注目
自動車業界が何故このように影響が多いのかというと部品の発注数量が格段に大きいからです。このため各サプライヤーはこの大きな注文のために今日の製造ラインを組んだといっても良いくらいです。これがいきなりパタッと注文がなくなれば一機にどん底です。このためよく言われるのは自動車業界のみならず、電気部品メーカーや家電関係など他業態もバランスよく顧客をえること。こうするとこでリスクを減らすのですがなにせ日系企業自体が自動車業界中心に伸びたので今や厳しい状況といえます。
このため各製造業は「次はどこの大手が宣言するんだ…」と冷や冷やしてます。
各企業はこのコロナの影響で新しい時代に必要とされるものを今や血眼になって探しています。世の中に必要とされなくなれば、必要とされるものが生まれるわけですから。