タイなどの東南アジアはひと昔前までは、車が少なくバイクが多いというイメージでした。今でこそ高度成長により車をもつ人々がたくさん増えてますが、まだまだバイク人口は非常に多いです。ここでは最近アジアでも定着してきた安全のためのヘルメットの価格とタイのTISという規格についてレビューします。
タイでもヘルメット着用が定着してきた
タイでもここ最近ヘルメット着用率が増加しつつあります。万が一の事故のときにヘルメットをしていたおかげで命拾いした人が多いのではないでしょうか。
タイは世界一の交通死亡事故が多い国なので弱い立場のオートバイを運転する人は必ず着用するべきですね。
早速価格を見ていきましょう。
タイのヘルメット価格
本当に近くまでの買い物程度だとつける人は少ないのですが、幹線道路や少し距離のある運転ならかなりの人々がヘルメットを着用してます。
それでは価格の高い順にみていきましょう。
タイのヘルメットFULLFACEタイプ
タイ フルフェイスタイプヘルメット:2,590バーツ
日本円約9,000円です。ほぼ日本並みの価格でしょうか。
大きなバイクの場合はこちらでないと危ないでしょう。
フルフェイスタイプなので安全面も良く、価格も高いのでデザインもかっこいいものが多いです。
タイ フルフェイスタイプの普通版
先ほどのフルフェイスタイプでも一般的な価格のものに近くなります。それでも顎まで入りますのでお値段は高めといってよいでしょう。
フルフェイスタイプ一般:899バーツ
日本円約3,100円です。これでもタイの一般的なヘルメットとしては高めです。
デザインも少し地味になりました。
それでも、探せばお気に入りのデザインのものはありそうです。
半キャップタイプがお買い得
この辺りがタイの一般的なヘルメット価格になります。
これらは半キャップタイプとなりアゴが出るタイプのヘルメットです。写真のものは見た目からして半キャップタイプですが中には
「見た目フルフェイスっぽいかっこいいもの」
もあります。
この半キャップタイプの価格は
半キャップタイプヘルメット:199~449バーツ
日本円約700円から1,600円といったところです、安いですね。
お子様用ヘルメット
そんなに良いデザインのものはなく、ほとんどが可愛い感じのものです。
子供用ヘルメット:199から299バーツ
日本円約700円から1,000円です。
タイのヘルメット安全性について
これが心配ですよね。
これらのヘルメットには国家規格のTISという 規格があります。
1969 年に施行された工業製品規格法(1968 年制定)に基づいたタイ工業規格局
(Thailand Industrial Standards Institute、以下 TIS)での答申を受けて、主務大臣が制定します。
TIS 規格は、消費者保護と世界市場での製品への競争力の付与を目的に開発されました。各製品分野での必要性に合わせて強制規格と任意規格の両方を展開しています。
工業製品規格法における「規格」とは、次の事項を統一、または単純化することを意味しており、TIS 規格はそのための基準です。
製品の種類、型式、形状、寸法、構造、装備、品質、等級、部品、性能、耐久性、安全性
製品の製造方法、設計方法、製図方法、使用方法、材料及び製造にかかる安全性
製品の包装または容器の種類、型式、形状、寸法、梱包方法または結束方法とその際の使用材料
製品の実験方法、分析方法、比較方法、試験方法、検査方法、測定方法
製品の正式名称、略称、シンボル、象徴、色、数、単位
大臣通達あるいは勅令による製品の仕様
外国企業は TIS 規格の認証取得について「製品の品質の信頼につながる」と前向きにとらえています。
プラス面
品質面での信頼につながる
申請手続きが分かりやすい
マイナス面
費用負担
取得までに時間がかかることがある
引用元:日本貿易振興機構(ジェトロ)
まとめ
道路を運転中はいかなることがあろうと安全第一です。
オートバイは身体をさらけだしており非常にリスクの高い運転です。一緒に走行している車たちがこの弱い立場のオートバイに気を付けてくれればよいですがなかなかそうもいかないようです。
特にタイの道路事情はタイのオートバイの運転はかなりわがままで稀にこの運転に腹を立てる運転手もいますので十分注意しましょう。
そして日本から出向でタイに来ている人々については、万が一事故をした場合は外人にとっては不利なことがたくさんです。このためタイでの運転を禁止する会社ばかりです。
それでも運転をする場合は高いリスクを覚悟してください。
または高いお金を支払ってでもタクシーを使って移動することをおすすめします。
それではサワディーカポン。