私はタイに来てからこの10年間自分で車を運転しています。仕事では現在車の運転手のかたがいますが昔は自分で、自分の車で遠くでも行きました。ここ数年はかなりタイでも交通ルールを厳しくというか、税収を増やそうという傾向を感じます。ここではその内容をレポートしますのでタイにお住まいのかたは是非お読みいただき、運転手のかたへの注意喚起などもしていただければ幸いです。
過去タイ国は決まった場所以外はほとんど取り締まりのない国でした
タイの交通違反といえば、速度違反が主流でした。
タイは幹線道路上で警察が定期的に監視している場所があります。ここでは主に、大きなトラックの過積載や見るからにメンテナンスの危ないようなボロボロな車。それと、警官の小遣い稼ぎで何かしらなんくせつけて現金支払えばお咎めなしのよくわからない検問があります。
これ以外には速度監視カメラがあり日本と同じです
このカメラは日本と同じです。
車とナンバープレートをばっちり撮影して、後日郵送で車の持ち主へ送りつける仕組みです。違反者は郵便局で出向きお金を郵便為替として支払います。たいていの場合
交通違反罰金は:500バーツ
これに何やらプラスアルファで600バーツいかないぐらいの支払いになるはずです。
2020年コロナ禍から何やら変化あり
2020年の記事ですが、斜線エリア(ゼブラゾーン)に侵入したということでカメラをとられたことがありました。これには全く気づきませんでした。
過去の記事ですが、ゼブラゾーンの侵入禁止の罰金の記事です。
タイの交通違反では日本と同じようにカメラで撮影された交通違反の切符がきられることがあります。ここでは、スピード違反ではな…
その書類がこちら。
モザイクだらけではありますが、普段なら証拠の写真をつけるもののそれがありません。ただ、日付や指摘の場所が普段は行かないところですがその当時はそこにでかけた事実があるので私の場合は「車線変更禁止の違反をした」という自覚こそありませんが、支払うしかないと思いました。
タイでは警官や役場の人が賄賂欲しさにその場で現金を受け取ることが可能な場面がたくさんあります。
しかし、今回のこのケースは郵便局での支払いですので間違いなくそのようなことはできません。
ところがタイの人々は車を運転するものの支払い能力のない人がたくさんいるのでこのような違反切符がきても無視する人々がたくさんいるのです。
例えば交通事故で完全に相手が悪い100対0のような状態でもこちらが日本人だと、警察も「あなたお金に困ってないでしょう、相手はみるからに貧乏なんだからかわいそうでしょ」となってしまう泣き寝入りの事態をよく聞きます。
これは何が言いたいのかというと、「タイ政府もとりあえず、税収を何とか増やさないと経済が落ち込んでしょうがないからまずは交通違反を片っ端から請求しろや!」との動きがあるのではないでしょうか。
タイの交通ルールにはまだ違反の点数とうものは無かったのですが、そろそろこれも実施されるようです。ただあまりにも政府の仕組みづくりにお金がかかるようならできないかもしれないですね。このためまずは罰金制度で税収を高めて日本のような監視体制を目指しているかもしれません。
まとめ タイの運転には今後気を付けて
私は基本、毎日の通勤には最新の注意を払って事故のないようにしていますが、ここに輪をかけて交通ルールも厳格にされてしまうと
「ただでさえお気楽なタイの人々が交通ルールや標記を本当にわかっているのか」
とも思います。実際国際免許からタイの免許に変更した際も具体的に日本と同じだと思っているだけで誰もそのようなことは教えません。
出張や出向できているみなさんはなおさら自分で運転することは止めることをおすすめします。万が一事故に巻き込まれたら外人さんは必ず損をすることになるはずです。
それではサワディーカポン。