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REMOTE-WORK

リモートワーク タイで不可能

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新型コロナウイルスの影響を受け各企業は働き方を変える必要があります。日本では各企業が導入してきているリモートワーク。これらは東南アジアのような「怠け者体質の国」で可能なのでしょうか。既に実施しているという会社も聞きますが今回はコロナ禍において発生したリモートワークについて現実をお知らせします。

そもそもリモートワークとは

遠隔で働くこと、勤務形態を示します。そのため過去においては育児や介護の両立をかねた働き方改革で要望された働き方です。新型コロナウイルスの感染拡大防止をはかるためにこれらに関心のなかった企業も取り組む必要がでています。

テレワークは違うの?

情報通信技術を利用した時間にとらわれない働き方です。場所においても特に限定されることがないケースが多くリモートワークと混合しがちです。このため違いとしては時間に対する考え方と理解します。

在宅勤務もまた違う

上のリモートワークもテレワークもほぼ同じように使われているのが現状のようです。特に正しい使い分けというものはないようです。

そして在宅勤務についてですが、これは先の2つが会社以外の幅広い場所を示すのに対して自宅のみを指定します。そして在宅勤務でも時間外勤務となるケースも多くあるようです。

コロナ感染拡大で感染疑いがあれば在宅勤務

タイでは反政府グループの運動が現在もおこなわれています。写真を見てもお分かりの通りしっかりマスクはしてます。バンコクはかなり感染拡大がひどい状況なのです。病棟不足はもちろん、もし感染すれば故郷の地元へ搬送するサービスなども政府はおこなっています。

ここ最近は連日1万人超えの感染者数でしたがいよいよ2万人を超えました。各企業においてもあまり実名をあげてどの会社でクラスターが発生なども聞かなくなってきています。それだけどこの会社も感染者が増えているので珍しくもないのでしょう。では実際の働き方はどうなっているのでしょうか。

感染疑いがあれば出社不要

従業員はコロナ感染の疑いがある場合は自宅待機。感染ルートからその感染の要因となった人のPCR検査待ちといったケースが増えています。

最近になってPCR検査は1回のみとなりました。先月まではPCR2回目検査も陰性の結果を受けてから会社判断で出社を認められる。これが最近から感染疑いの日から10日後に1回の検査で陰性であればと変わっております。

または毎日の体温検査で37.5度以上であったり、平常熱から異常となり疑いを感じる場合も自発的に相談します。

どのようなケースがあるのか下記にしめします。

  • 人の多い場所に訪問したあとに頭痛・熱を感じ自宅待機(生活用品や食料品購入の外出は認められてます)
  • 親戚、親族の訪問がありコロナ感染の疑いがある
  • 夫婦共働きで相手側の会社でクラスター発生などにより濃厚接触の疑いがある
  • ニュースでクラスター発生した場所に昨日訪問した
  • 会社職場の近接者が他理由によりコロナ感染の疑いがあることが後からわかった
どんなに個人で気を付けていてもこのような事例がありますので防ぎようがないのが現状です。

日本なら在宅勤務できそうな職場でタイの場合は?

このように少しでも感染疑いがある場合は自宅隔離となり陰性の結果をもって会社判断されるまでは会社に出社しません。このため今回在宅勤務のケースが強制的に発生しました。

この部門の仕事は日本では当然のように在宅勤務しており実際に可能な職場です。

その結果を下記にしめします。

  • 報連相がもともとダメなのにさらに悪くなる。
  • 限られた人数での仕事になり、仕事のできる人できない人がはっきりする。
  • もともと人に頼りがちな東南アジアの仕事ぶり、ますます人にやってくれという仕事ぶりに拍車がかかる。
  • 取引先の仕事もこれらが影響して全体的な仕事の速度が遅くなっている。

良い事もあれば悪い事もあります。しかしこれらはリモートワークができる要因にはならないであろうことばかりです。先進国のような競争社会であればリモートワークは可能かと思いますが、発展途上国では会社の雰囲気はどちらかというとアットホームな雰囲気です。

「こんなに会社休んだらクビになるのでは?」

「迷惑をかけたので会社にいきずらい」

このような発想は少しあるかもしれませんが、なかなか日本人には感じずらいです。

タイの危機的な医療機関

タイの会社ではこのようなことからリモートワークはかなり無理があります。かといって家で遊んでいるのかといえばそうでもないでしょう。自宅隔離になれば誰かしら要因となった人のPCR検査を待たないといけません。場合によっては濃厚接触だと本人もPCR検査です。

日本もそうですがタイもなかなかPCR検査をすぐに受けられる状況ではありません。何日も待たされます。さらに会場となる場所は人が込み合っていてそこで感染してしまうかもしれません。タイの国の機関というのはこのようなところが非常に対応が遅いのです。

先月ワクチン接種会場で高齢者優先のワクチンを登録不要で情報が流れたところとんでもない人数が殺到しました。会場は大混雑となり今ではこの会場は中止してます。

さらにタイは貧しい国であるのはかわりありません。コロナ感染し入院すると20~40万バーツといわれています。日本円で100万円を超えてきます。タイのある保険会社が先月コロナ対応の保険は破綻したため対応できなくなりましたとニュースにありました。少し前まではタイ人の場合は政府が負担しているなど聞きましたがもうそのようなこともできなくなってきているようです。

このため今タイでは「コロナで●ぬか、助かっても生き地獄の入院代」と言われています。

このあたりの危機感というものが日本に住むみなさんと異なるかもしれません。まだ感染していない人も明日は我が身という考えがすごく強いです。

タイに住む日本人ならなおさら国は助けてはくれないので自分で守るしかないですね。

日々気をつけていきましょう、それではサワディーカポン。

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