タイ国アユタヤ海外情報のホームページへようこそ。筆者はタイ在住10年になりました。タイの生活・仕事・旅行・子育てなど現地住みならではの情報をお届けします。仕事で初めてタイに来ました、最初は牢獄生活のブラ〇〇企業。国際結婚をしてハーフの娘を授かります。現在はホワイト企業で幸せな日々を暮らしてます。タイに少しでも興味のある方々の力になれれば幸いです。
なぜつよいTHB

タイバーツ1THBほぼ4円

なぜつよいTHB

2022年9月いよいよタイバーツは3.9円まできました。コロナ発生当時には下落をしたもののじわじわと回復をしてきたが何故こんなに高くなるのか。タイの生活を確認します。

コロナ影響でタイ庶民の台所食事は高値に

タイでは市場と呼ばれるタラートというものがあり、そこに商売をする商人が集い商いを行う。これは日本でいうところの「毎日お祭りがある」という感覚に近い。そこではとても安くて掘り出し物がまれにある。タイの食生活はほとんどがこの市場で買ってきて食べるというのが一般的。

タイの食費1回当たり30THBが50THB以上にかわってしまった。

料理にも当然よりますが、たいていの食事は30THBというのが一般的でした。このコロナによりギリギリの生活をしてきた商人たちはかなりの方々がもう限界を超えてしまった。

「もうこんな価格ではすぐ潰れてしまう」

日頃からあまり計算のできない人でもこのコロナではすぐに利益が無いことがわかってしまう。そして競争相手たちがみるみる撤退をしていくので値上げに踏み切るのはほとんどの人々の決断でした。

実際には50THBよりも高いのがほとんどです。

流行ったデリバリーサービスも変化が

外出できなくなったことで、フードデリバリーがたくさん増えました。

タイではFOOD-PANDAという会社が瞬く間に人気となりましたが最近は少々落ち込みぎみ。

むしろ、配達料金を徴収するLINE-MANのほうが人気があるのです。

この2社の違いは、FOOD-PANDAは配達料金を食事提供側が負担。このためある程度限られた企業しか参加してません。どちらかというと個人企業的な「がんばっている会社」が多いです。

LINE-MANのほうはもともと配達料金を消費者側負担のためたくさんの人気企業から選べます。その代わり料金的なメリットは消費者にはありません。

当初は料金の安いFOOD-PANDAは人気がありましたが、ここ最近は選べるメニューが豊富なLINE-MANがたくさん走っています。FOOD-PANDAはめったに見なくなりました。

結局はせっかく注文するなら少し高くても美味しいものをという条件が勝利したようです。

ガソリン価格の高騰

コロナ前まではガソリン・ディーゼルは1リッター約23~25THB程度でした。

現在は約35THB前後を推移しています。

そんなに家庭に影響を与えていなそうですが、商売人にとってはかなり痛手となります。

タイ最低賃金を値上げ

タイの過去の政策で2013年に実際最低賃金全国一律300THBをおこなってます。このためこの表は若干ずれがあります。

このように着実に賃金上昇を継続するタイですが、実際の生活感にはほとんど影響は感じません。それには生活に最低必要な食費の高騰、光熱費高騰など取られるものが増えているので何も生活は変わらないのが本音といえます。

この生活を支える生活で救いとなるタイ政府の政策に

「半分こ(タイ語でコンラ・クルン)」

というものがまだあります。

これは、食事、飲み物、日用品、スパ、マッサージ、ネイルサロン、公共交通機関の費用として各期間1,500 バーツ分を利用することが可能、料金にたいして半分政府が負担することで消費活性を促す。

ただし、1日の支出の上限は、1回の取引につき150バーツ、とか各期間で1,500バーツまでとか制限つき。

補助金を受けるには、申請者は18歳以上のタイ国民で、IDカードを所持している必要があります。

まとめ

このようにタイの生活は特に良くなったものはありません。それでもインフラ整備はコロナ禍であっても継続されてきたので少しづつではありますが便利になってきているのでしょう。強いタイバーツは発展途上国としての先進国を支える基盤が安定して出来上がっていることが大きな要因ともいわれています。とくに大きな反乱もなく東南アジアを代表する国として根強い人気のタイ。いったいどこまでタイバーツは高値になるのでしょうか。今後も注目です。