前回から更新が途絶えてました、更なるひどい事件が起こったからです。人生どん底のときっていうのは底なしに立て続けにいろいろ起きるもんです。ではさっそく予定を変更してその内容をお伝えします。
裁判は意味がなかった
前回の話では裁判で費用を返済する話ですがまったく違う話でした。
全然払えないが正しく、差し押さえするものさえも無し。元の購入した車は離婚した旦那が持っていってしまい回収不可能で保証人の妻に返済がきたわけです。挙句の果てにそれまでの利息も付け加えて請求があって今や銀行は債権会社に委託したのでもう交渉も何もなし。
年内に支払いを完了できるのであれば半額に減額するという条件で毎月20万円ずつの支払いとなったのですが、計算したところある程度切り詰めた生活をすれば何とかなる試算になったのでした。
日本から初めての電話
ほぼ泣き寝入りの生活で何とか最初の支払いをした月末でした。
仕事中に電話をみると、何故か着信履歴が昨日日本からありました。実家からでした、普段は国際電話のかけかたがわからずかかってきたことは1度もありませんでした。
5回も着信していたようで
「どう考えても悪い知らせ」
という想いが頭をよぎります。
予想どおり悪い話でした、親が亡くなりました。
私は急いで会社に事情を伝えて緊急帰国する支度。急いで4年ぶりに飛行機のチケットをとります。
今からおもえば、全てが急ぎでバタバタした中ひとりで手続きをしたので何かしら失敗をしそうでした。チケットのWebサイトも何か強引に日本語変換されていたようなのですがなんだかんだ何も問題なく帰国できました。
日本の5080問題とゴミ屋敷問題をかねた実家
飛行機に乗れたじてんで「あとは何とかなる」という目途がつきます。
空港について早く実家にいきたいところですが、まずはレンタルWifiです。ネットがないと今の世の中不便でしょうがないです。
空港にはアジア系のスタッフが窓口で説明してくれたのですが私も急いでいたのであまり聞いてませんでした。あとで気付いたのですが現金決済できないのでクレジットカード決済。アプリであとあと知らせがきたのは仮請求ではありますが1週間レンタルで4万円でした。あれ?7千円だったはず。
日本でもアジアの人にだまされた?
いやいやレンタルWifiを返却までは保証変わりでしょうと勝手に推測。しかしまたタイに戻るまでこのモヤモヤは消えませんでした。なにせタイの家を差し押さえられている状態のギリギリの生活をしなくてはいけない時ですから。
夜に実家に到着。
いろいろ話をした後、家の中をよくよく確認するとけっこう汚い。
疲れ果てて、もう寝ようとするにも布団も汚い。翌朝布団をほすにもしっかり確認しないと布団の中から大きな虫がうようよ。
寝れないので台所で汚いキッチンを掃除。亡くなった母のことを思いながら掃除をするが思うのは母がひとりで家のことをやっていたのだとしみじみ感じます。
あまり寝たおぼえがないまま、翌朝。葬儀屋さんがお迎えに来てくれました。
高齢の父が全て手配したのですが、迎えにくることは覚えてなかったようです。真面目だった父も母がなくなったショックで記憶がないことが増えました。
コロナ後の葬儀は家族葬
コロナの後のせいでしょうか、家族葬の葬儀が多いようです。
平日の斎場でしたが、たくさんのかたが来てました。しかし昔に比べると1家族4~5人といったところ。昔といえば何十名も来てました。家族・親戚・お付き合いの深い方々も斎場にまで来てくれる人も多かったと思います。
さらにいいますとお坊様もあまり来てませんでした。
2時間ほどいましたがせいぜい2名ほどのお坊様しかみませんでした。
このあたりを葬儀屋さんと帰りの車でお話して聞きました。
最近ではネットで葬儀屋を探したり、お坊様もおぼうさんどっとこむで手配するなど低価格におさえるサービスが増えているそうです。普通に昔のように葬儀とお寺の手配をすると最低でも100万円からといわれてます。
我が家の場合は高齢の父がお坊さんの手配を忘れていたので葬儀屋さんだけですがそれでも40万円ぐらいかかってます。親戚のかたもきてくれたので告別式はやりましたが、これもやらずに直接斎場にいくのが最も安いプランになるようです。
ここにお坊様の手配が入るとなんだかんだでプラス50万円ぐらいになるとか。
告別式と葬儀でお経をよんでもらう、我が家の場合は手配を忘れたのでお詫びのお電話をしました。
けっこう怒られましたが結局今後どうするのかは高齢の父がまだ落ち着いていないのでまたあらためてお電話しますと伝えたのです。
このように、葬儀に手配しなかった場合とかでは次の初七日とか49日の費用に関係してくるともいわれてます。あまり揉めるとお寺の敷地からお墓を撤去されるようなこともあるようです。
いろいろ揉めましたが、それよりも家の中が汚すぎて最低限の生活をしてもらうのに私はタイへ帰国までのあいだひたすら掃除をしました。
葬儀後の役場手続き
掃除ばかりして、最終日になりました。あと1時間でバスに乗るという時です。
父が役場の手続きの年金や健康保険はどうするの?と。。。
もう時間が無いのでこれは後からネットやメールで確認しました。
今の時代は役場にも相談メールアドレスがあります。極力Web内容で事前確認をして相談内容を伝えました。
我が家の場合ですが、葬儀は済んでいるため死亡届はでてます、火葬埋葬証明書もでてます。母の場合はマイナンバー申請してあったので年金停止の手続きは自動で処理されてましたが1番最初の支払いは済んでしまったためこれだけは後で返金が必要。健康保険の葬儀料申請というのがあって役場から5万円もらえるのですがこれは2年間有効なのでまた次回日本帰国のさいで大丈夫ですよと役場のかたからメール回答いただけました。
もし世帯主が亡くなった場合になるともっと手続きが大変です。相続税がかからない一般世帯であっても相当な相続手続きがあります。
私の場合は海外住みでタイのことも、日本の実家のことも全て背負ってしまいそうですが人間なんでもひとりではやっていけません。なんでも背負うようなことにならないように少しずつでもすすめられることはすすめて、大黒柱がつぶれないように頑張りましょう。
タイでお寺に拝んでもらいます
家族葬で非常にさみしいお葬式でした。お坊様も来なかったのですが私は父にお願いをして骨壺から母の骨を小さいのをタイの家に持ち帰りました。
タイに戻って最初のお休みの日に家族で近所のお寺でタイのお坊様にお経を読んでもらいました。
このときのタンブン額は気持ちで良いそうです。そのお金をもって母はあの世に行くとかききます。
タイの我が家も厳しい生活なのでそんなに大きな額は持たせてあげることができませんでしたが何か気持ちが楽になりました。
タイのお寺とお坊様は庶民の生活に密接なのでこういうところは本当に有難みを感じます。
それではサワディーカポン。