2021年は昨年の新型コロナウイルスの影響で働き方が本当の改革になりつつあります。ここタイでも、日本と同様に海外からの渡航者は2週間の隔離機関があります。こうなると余程のことでもない限り出張も厳しいです。今どのような問題が多いのかこのサイトではまとめています。現在の海外のことに興味があるかたは是非ご覧ください。
実際の訪問よりもWEB会議が増えた
今では非常に一般的な会議の手法となりましたWEB会議。
何か問題が発生したらまずはこのような会議でフェイストゥフェイスのWEB会議ですね。
非常に便利で、これらのメリットとしては移動する無駄が省ける。事前に資料を作成用意しておけば明確になる。コストがかなり削減できたなどがあります。
WEB会議によるメリット
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しかし、あまり言われないデメリットも最近目立つようになりました。
それがこちらです。
WEB会議によるデメリット
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このような問題が目立ってきております。
重役の人々の海外拠点訪問がなくなったおかげでタイ運営の役員の方々は肩の荷が下りているかもしれませんが実際は問題が山積みになりやすいのでかなり厳しいことが多くあると思われます。
海外のことは海外のメンバーで解決してください
日本もリモートによる自宅勤務が増えてます。このため日本国内であっても会社運営が新しい仕事の仕方による改革で何でもうまくいっているとは限りません。
このため日本本社も問題が山積み。
海外の問題は海外のメンバーが元々やるべきでは?との意見が発生するでしょう。
これはもちろんその通りではあるのですが、本当に仕事のバランス的に大丈夫でしょうか。
海外拠点というのは、遠隔地です。何かあれば過去の時代はいつでも本社から助っ人を派遣して対応できるからという理由で少ない人数が海外拠点を支えているはずです。
東南アジアは日本から飛行機でせいぜい6時間以内という好条件なので、過去はいつでもいける国でした。これも今ではできなくなりました。
どうしても大人数の本社からすれば、本社のほうも大変なのだから海外拠点も今は踏ん張ってくださいで処理されることでしょう。
浮彫になる東南アジアの仕事の問題
実際にタイで働いている私の個人的意見です。
是非海外で働いている方々はご参考にしてください。
このコロナ禍の中でたくさんの問題が発生し、現場の原点の仕事まで調査することが増えています。この中で見えてくることは、
「なぜ、このようなことになったのか調査するとみえてきます」
この調査をするにあたって、まずは現地の管理職に調査依頼がでますがどこかデーターがおかしく整合できないことがでてきます。
このため、確認として深掘りしていくと実際の現地管理者は指示命令をするとあとはお任せで業務をやらせています。長年の信用関係もあるでしょうし当然かもしれません。
ところが、その業務内容をこまかく見ていくと報告されていない内容が簡単に見つかるのです。
その原因として、今までの経験や、他の問題が明らかになってきます。
参考として以下のようなものがでてきます。
深い問題の事例
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何か疑問に思うことがあれば聞いてくれれば良いのにと思うことがあることでしょう。しかし東南アジアではそれは無理なのかもしれません。ほとんどの人がわざわざ危険な質問はしません。何が危険なのか?
「わからないことがあったら聞いてください」
こんな言葉はよほどやる気のある人材、仕事に自信のある人材ができることです。タイではこんなにやる気のある人材は極めて少ないです。
仕事のミスを全て背負ってしまう課長クラス
こんなメンバーですから、仕事のミスは全て課長が背負ってしまいます。
会社によっては課長クラスを使い捨てにするような会社もたくさんあります。
課長クラスから給料体系がかなりグッと上がるのでしょうがないのかもしれません。
こんなタイの課長クラスは責任を背負うのもありますが、課のメンバーのご機嫌をなだめる役割もあるようです。
たとえば、課のメンバーが日本人に怒られたりすれば救いの言葉でかばったり。休みがちなメンバーがクビになりそうなら嘘を言ってでもかばったりしてます。
ではこの課長の上司になるGMやDR,MDはタイ人の場合はどうなのでしょうか。
はっきりいって、そんなに優秀な人に出会ったことがありません。どちらかというと
「自分は選ばれた人間だからもう余計な仕事はしない」
という仕事ぶりの人ばかりです。
なんといってもタイは相続税のない国です。富裕層の人々じたいがそんなに努力してのし上がったという感じはありません。タイで努力してのし上がったというのは中国系の人々ではないでしょうか。
まとめ コロナ禍のタイは問題がたくさん
現在は2020年の頃と比べて回復傾向にあります。
しかしタイは自動車産業に支えられている国。その自動車が世界的に落ち込みが激しい時代でもあるのでタイも厳しいといえます。
そもそも何故日系企業はタイにきたのでしょうね?
過去においては魅力的な人件費を抑えた運営でしたが、かなり前から人件費はすでに高い状態です。
もともと将来的にはタイを拠点に近隣国で工場をつくり更なる安価な人件費でコストパフォーマンスをだし、ハブ的な役割としてタイの位置づけを期待されていました。
コロナによって新しい働きかたが世界的に広がり今後どのような仕事の仕方になっていくのでしょうか。
少なくともタイの場合は今回お伝えしました、深い問題をいかに解決して優秀な人材を育てるかが仕事の鍵となるでしょう。
それではサワディーカポン。